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イベントEvents

天満宮秋祭り (氏神祭)Tenmangu Akimatsuri Festival Tenmangu Akimatsuri Festival

お神輿が出る天満宮秋祭は楽しい広島のローカルイベント。

大名行列にお神輿も!豪華でエキサイティングな秋祭り

 

大名行列にお神輿や獅子舞と、廿日市の氏神に奉納する毎年10月の第2日曜日に行われるにぎやかで豪華なお祭りです。

毛槍をもって大名行列を先導する役・奴たちを先頭に大名や巫女、獅子舞などがさながら江戸時代から飛び出してきたかのように練り歩く大名行列。

そして、廿日市天満宮には、かつて廿日市のそれぞれの地域の神社で祀られていた神様を、廿日市天満宮ひとつに相殿(同じ社殿に2柱以上の神様を合わせて祭ること)した、という歴史が。そのため、1年に一度だけ、もとの神社へ神様がお神輿にのっておかえりになる儀式、「神幸式」が行われるのも、この秋祭りの日です。

鎌倉時代の天福元年(1233年)厳島神社の神主に任命された藤原親実公によりはじまった廿日市天満宮。江戸時代の文政二年(1819年)に書かれた史料(廿日市町史)によると、天満宮のお祭りは、「前日より市中で獅子舞を行い、夜は神楽舞を行い、当日は神輿三座で御旅所の下平良の新宮神社へ御幸、行列は先頭に榊台、猿田彦(ハナ)、花車、弓、鉄砲、鉾、随神、神輿、神主、笛、太鼓、供奉の氏子は裃にてお供云々」と当時から大変賑やかな行列であったそうです。 

現在廿日市天満宮には、天満宮、新宮、八幡の紋を入れた三座のお神輿があるので、お祭りの日にはこの3つのお神輿が大名行列に連なり、新宮神社まで御幸(位の高い方が外出する、の意)を行います。また、その後は大名行列や巫女さん、獅子舞などの行列とともに、もとの廿日市天満宮に戻るのですが、一度神域を出たお神輿をすんなり通すわけには・・・とばかりに、3つのお神輿同士がぶつかりあったりと、迫力満点。日本の祭りの見どころが全て凝縮されたと言っても過言ではないほど、魅力あふれる見逃せないお祭りです。

この日は廿日市のいたるところで子供たちが小さなお神輿をかついで歩いているので、見かけたら応援してあげてくださいね。また、廿日市天満宮の周りには、「はな」と呼ばれる天狗が無病息災をさずけるために歩き回っていることもあるそうですよ。

宮島の対岸の地として、厳島神社とゆかりの深い廿日市市。また、下関から大阪をつないだ西国街道の宿場町として、大きく栄えた場所でもあります。その両方の歴史を今にしっかり残している廿日市天満宮の秋祭り、観光でも、日帰り旅行でも、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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