神社・仏閣Shrines & Temples
極楽寺gokurakuji gokurakuji
Information
所在地 | 広島県廿日市市原2180 |
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電話 | (0829)39-0008 |
聖武天皇が建立し毛利元就が再興した由緒ある古寺 極楽寺
標高693mの極楽寺山・山頂付近にある極楽寺は、奈良の大仏殿造営のため諸国を巡歴していた僧行基が天平3年(731)開山、後に聖武天皇が建立したと伝えられる由緒ある古寺です。
また、広島の戦国大名といえば、毛利元就。極楽寺は、毛利元就ゆかりのお寺でもあります。現在も残る極楽寺の本堂は、実は永禄5年(1562)に、毛利元就によって再興されたもの。唐様式仏殿の軽やかな面影を保つ建築物で、県重要文化財に指定されています。
ご本尊の十一面千手観世音菩薩坐像は行基作で、後に弘法大師が開眼したと伝えられており、平安時代中期(11世紀)につくられたと考えられています。県指定の重要文化財として、毎年「かんのんさん」の日に開帳されます。
また、昭和55年に建立された阿弥陀堂には、木像では日本最大規模の阿弥陀如来大仏が祀られています。寄せ木造りの大仏で、高さは台座を含めて8m、横幅5.5m。2.5トンの重さがあり、その神々しくも迫力のある姿には、訪れた観光客も圧倒されるほど。
また、極楽寺はその1200年以上に渡る歴史と、樹齢500年以上のモミの原生林に囲まれた荘厳なたたずまいから、古くから広島のパワースポットとしても知られており、現在でも年間6万人以上の参拝者があるそうです。