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明治天皇行在所跡(おあがり場公園)Meiji Tenno gyozaisyo-ato Park Meiji Tenno gyozaisyo-ato Park
Information
所在地 | 日本、広島県廿日市市阿品1丁目10 おあがりば公園 |
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明治天皇ゆかりの のんびりできる瀬戸内海沿いの芝公園
幕末の動乱期が過ぎ、新時代の天皇として即位した明治天皇。
積極的に全国を巡幸(めぐること)しておられたという明治天皇が明治18年(1885)、訪れた宮島・厳島神社から対岸である現在の廿日市市地御前に上陸した場所がこの公園です。
当時の人びとの天皇陛下への畏敬の念がどれほどのものだったのかは、想像に難くないでしょう。明治天皇の上陸の際の遺蹟は地域の民たちから地域で最も神聖な場所として大切にされ、人々はこの地の清掃と敬礼を欠かさなかったそうです。
宮島から瀬戸内海を渡り、この地に降り立たれた明治天皇は、人力車で廿日市へ。
その際に休憩として立ち寄った場所は、招魂社として昭和14年(1939)に神社として落成されました。
現在は、見晴らしが良く、瀬戸内海と宮島を眺めながらゆったりとした時を過ごせる公園として、地元の人に愛されているお上がり場公園。釣り糸をのんびりとたらしている子どもたちがいたり、ドライブで訪れた観光客のカップルがひなたぼっこをしていたりと、時間を忘れてリラックスできる芝生の公園です。