神社・仏閣Shrines & Temples
地御前神社Jigozen-Jinjya Shrine Jigozen-Jinjya Shrine
Information
所在地 | 日本、広島県廿日市市地御前5丁目17 |
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電話 | (0829)36-0795 |
厳島神社の外宮 御神体宮島を拝するために作られた神社
かつて島そのものが神として崇められ、人があがることが許されていなかった宮島。
そのため、御神体である島を拝するため、対岸に創建したのが、地御前神社の前身です。広島電鉄・地御前駅からほんの徒歩数分の場所にあり、厳島神社の伝承では、創建は厳島神社と同じ593年、推古天皇の時代と言われています。
当時の地御前神社の境内には、19もの殿舎が立ち並ぶほどの荘厳な神社でしたが、現在では拝殿と本殿、客人本殿の3つを残すのみとなりました。(拝殿は1915年に再建)また、少なくとも江戸時代までは、地御前神社の目の前までが海であり、海中に鳥居がたち、拝殿のすぐそばまで船で入ることができたそうです。拝殿の右側には、天井まで届かない途中で切られたような柱がありますが、これは海から船で訪れた際に、船を係留させるための柱であったと言われています。
また、地御前神社の前にあった浜は、天文24年(1555年)毛利元就と陶晴賢が戦った厳島合戦の舞台ともなっています。
また、厳島神社の外宮である地御前神社と、厳島神社、弥山にある奥宮・御山神社は直線で結ばれる位置に鎮座しています。当時の人々が、どれほど御神体・宮島への想いと信仰をこめて創建したのかがわかりますね。地御前神社の鳥居にも「厳島外宮社」としるされているので、実際に確かめてみてくださいね。
最近では御神体・宮島への本来のお参りができるパワースポットとして、広島県内外から人々が訪れることも多い地御前神社。
地御前神社のまわりは、当時の面影を残し、周辺の町並みには、まるで昔の時代に入り込んだような気持ちになる、古き時代をしのばせる風情に満ちた格子や白壁が残っています。
広島電鉄・地御前駅からも徒歩数分なので、ちょっとした散策にもぜひおすすめしたい場所です。