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西国街道Saigoku Kaido Way Saigoku Kaido Way

広島の歴史を語る西国街道は、歩いて感じる観光スポット

石畳が広島・廿日市の歴史を伝える 西国街道

 

西国街道(旧山陽道)は、当時の大阪から下関までをつないだ江戸時代の主要街道のひとつです。

世界に唯一開かれていた港・長崎にまで続く重要な街道として東海道や中山道などの五街道と同じく、参勤交代から大名、商人、農民に至るまで利用した、幕府が整備した大切な公道でした。広島市内であれば、ちょうど広島駅前から猿猴橋を通り、街なかは八丁掘を抜け、本通り、平和公園と至る道で、現在でも広島市は当時の西国街道を軸に発展を遂げたことがよくわかります。

廿日市は、西国街道にあった51の宿駅(宿場と、馬を集めていた場所)として、物資や人が集まり、発展していきました。
西国街道が廿日市領内で整備されたのは、寛永10年(1633)のこと。道の両側にはたくさんの松の並木が植えられ、街道に風情を添えて、旅人を楽しませたといいます。ちょうど、版画や時代劇で見るような景色ですね。松並木には、夏は緑陰の下に休息の便を演出し、冬は風雪を防ぐ役割もありました。また、現在の大野・塩屋付近は「四十八坂」と呼ばれ、西国街道の中でも難所として知られていたそうです。

平成3年(1991年)、西国街道の草に埋もれていた道を調査したところ、ほぼ完璧な状態で100メートル弱の石畳が発掘されました。現在は簡易舗装され見ることは出来ませんが、石畳道のモニュメントが作られ、当時の西国街道をしのぶことができます。

遠くまででかけての観光ももちろん楽しいですが、例えば家から歩いてでかける「お散歩観光」はいかがでしょう?毎日ちょっとずつでもできる「お散歩観光」、西国街道沿いにはいろいろな歴史史跡があるので、おすすめですよ。

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